2日目/後編) 広州の公共バスとカラオケ
お疲れ様です。高橋です。
2016年6月10日(金曜日)
なんの問題もなくスムーズにホテルにチェックインし、服等の荷物を置いて身軽になった後は、地下鉄駅「公園前」へ、移動します。この近辺には「越秀公園」という大きい公園の他に「人民公園」という公園があります。「公園前」は、人民公園前を指します。
ホテルから公園前駅までは、徒歩で45分程度。それほど長距離という訳でもないのですが、身を包む湿度と暑さから一刻も早く逃れたく、ホテルの近くからバスで越秀公園まで行き、越秀公園から地下鉄で公園前まで行きます。
バス停はこんな感じ。深センも同様の佇まいでした。雨がよく降るのでちょっとした屋根は便利です。ホテルから一番近い停留所は「越秀公園北門」です。これで越秀公園駅まで向かいます。
この写真は夜間運行のバス路線表なので、全然参考になりませんが、これの隣に昼間の路線表が掲示されていました。
しばらく待ってるとバスが来ます。
目的地(越秀公園駅)に向かうバスの路線番号をきちんと路線表で確認し、そのバスが来たら乗り込みます。バスによって違うのかもしれませんが、このバスはどこまで行っても一律2元。コインを入れる箱に2元を入れるか、羊城通(Yangchengtong。深センで言う所の深圳通 Shenzhentong、日本で言う所のSUICA)を使って乗車します。
バスの中はこんな感じ。極めて普通、所感無し。冷房が効いてて快適。
越秀公園でバスが止まり、降ります。バスが止まらないで通過してしまったらどうしようか、とドキドキしてましたが、一安心。もし止まらなかったら大声で我去公园(woqugongyuan)と言う心の準備だけは、してました。さらにここから地下鉄で公園前駅まで向かいます。
あっという間に着きました。
まさに↑の写真の場所で友達と会い、写真の右手に見えるビルに入ってる日本料理店でお昼ごはんを一緒に食べました。英語と、漢字による筆談で楽しいひとときを過ごします。なんと、今日もご馳走になってしまいました。しかも、お昼ご飯の後に行きたいと思っていた孫中山記念堂に、車で送ってもらえました。しかもしかも、お土産に友達のお祖母ちゃんが作った粽子を貰いました!本当にありがたいです。中国人のおもてなし精神、半端ないです。
さて、車で送ってもらった孫中山記念堂。ここは、辛亥革命のリーダーだった孫文(中国だと孫中山という名前が一般的)が、中華民国の総統になった際、総統府として使っていた場所です。有名な建物を背に自撮りする人がたくさんいました。
私は、もらった粽子を食べながら、記念堂の周辺をブラブラします。この粽子、豆も豚肉も入ってて、しかもとても大きく、食べごたえがありました!!中国のスーパーでは豆の量り売りが一般的ですが、豆が日本以上に食卓に浸透しているのか。
豆とご飯の組み合わせは本当に美味しい。中に入っている煮豚から出て来る汁がいい感じに糯米と絡み合い、そんな柔らかさの中に豆の程よい硬さが際立つ。あー思い出してきた。本当に美味かった。
写真は撮らなかったけど、孫中山記念堂の西側には、ここ最近の中国共産党の活動報告パネルを展示する建物があります。
友達からカラオケ行きませんか、と誘ってもらったので、二つ返事で行くことにしました。雨が降ってきた記念堂から、赤岗(Chigang)という駅まで移動します。
赤岗駅に到着して地上に出ようとすると、階段で若者がたくさん階段に座っています。何事!?と思って外に出ると、結構雨が降ってました。皆、雨が弱まるのを待ってるんですね。スマホを縦に持ってる人はwechatで他人のモーメントを見ているハズで、横持ちな人は梦幻西游(Menghuan xiyou)で遊んでるに違いありません。
赤岗(Chigang)の出口から、ほんの少しだけ歩くと、道路の高架下にたどり着きます。高架下を有効活用して南に真っ直ぐ進めば、雨に濡れる時間を最小限に留めることが出来ます。
高架下を歩くのは私だけではありませんでした。
10分程歩いて到着。広州の若者が沢山います。激しく無いものの、ずっと雨が降っています。
中に入ると、おそらく高校生~大学生と思われる若者がたくさん。予約時間の到来まで、ソファーに腰掛けて待っています。
内装はキンキラキンです。
無事友達と会い、部屋に入ります。
日本のカラオケと同様、受け付けでチェックインし、部屋番号を指定され、中に入っていくのですが、中に入るためのゲートが存在します。そして、痛恨の写真撮影漏れ。実はこのカラオケ屋、食べ放題サービスがあり、部屋になんでも食べ物を持ってくることが出来るのです。広い部屋に食べ放題の料理が所狭しと並べられ、肉・魚・デザート・飲み物、なんでもあります。費用がいくら掛かったのかは、わかりません。ここもご馳走してもらっちゃいました。。
部屋に入ると、壁に大きなタッチ式ディスプレイ。これで曲を選択します。全て中国語ですが、友達に教えてもらいながら操作します。
友達曰く、「このカラオケ屋は日本の楽曲が豊富」という事です。
どれだけ豊富なのか見てみると、プリキュア全曲や・・・アイマス・・・
果ては、東方楽曲まで!!!!!
普通のJ-POPは少ないのに、アニメ系が異様に充実しています。
楽曲は正規にライセンスを経てるのかどうかは、全く不明ですが、見た感じ、youtube等にアップロードされている動画をそのまま使っているような物もあったりして、なかなかカオスです。
ドラゴンボールやローゼンメイデン、聖闘士星矢、スラムダンク、ガンダムW、アルドノア等々の主題歌をスラスラ歌えるレベルの中国人の友達。そんな人達と、中国広東省広州海珠区のカラオケ屋でPerfumeを歌っている私。貴重な体験が出来ました。
結構な時間滞在していましたが、良い時間になってきたので、お開き。またまたお土産をもらっちゃいました。粽子。私はこの二日間で粽子を何個食べたことでしょう。どれも全て味が微妙に異なり、独特の美味しさを持っています。端午節、バンザイ。
楽しい一時を過ごし、ホテルに戻ります。越秀公園まで地下鉄で戻り、そこからは徒歩で帰りました。越秀公園から緑の線に沿って徒歩、赤が踏切で、赤い点がホテルです。
ホテルに戻って荷物を全て置き、お財布だけ持って向かった先は、ホテルのすぐ下にあるコンビニ。このコンビニに、味のある日本語が記載されているお菓子が売っていました。
この言葉の真意を意訳すると、
- 「良品 真の味」→本物アルよ!
- 「良質 それなり風味」→素朴で、自然な味わいアルよ!
- 「選挙レジャー料理、もちろん選挙真味!」→選びぬかれた本物の味アルよ!
- 「すればするほど味のほうが食べる」→噛めば噛むほど味わい深いアルよ!
という感じです。
中国は街中で日本語を目にする機会はそれほど多くないのですが、お菓子や商品のパッケージではたまに目にします。完全な日本語にお目にかかる事はあまり無いのですが、じっとパッケージを見ていると、このパッケージを作った人が訴えたい事が、なんとなく見えてくるのです。
他にはこんなお菓子が売ってました。日本のコンビニと比較して、酒のつまみ系が豊富なように感じました。
次いで行った先は、麺屋。時間は既に00:19。日本では色々な意味で出来ない深夜の麺。
この麺屋さんは、ハラール対応です。
踏切を渡ってから、ホテルのある赤い点に至るまでの間に、中国では非常に珍しい黒人が沢山道端でトランプやっていたり、親子連れで外で涼んでいたりします。この辺りはイスラム系の黒人や諸外国の人が多いんだそうです。
牛肉麺を食べました。
麺は刀削麺っぽくコシがあり、スープは濃厚。とても美味しい麺でした。
テーブルサイドにはニンニクやら謎の調味料があって、好きに使えるようです。
お腹いっぱいになり、コンビニで冷たいミネラルウォーターを買ってからホテルに戻ります。
ホテルの部屋にミネラルウォーターの500mlペットボトルが2本あったのですが、温かったのです。
シャワーも済ませ、ベッドに横になりながら、日本軍がドッカンドッカンとやらかしてるドラマを見ながら就寝。
ここまでの行動時系列
以上、よろしくお願い致します。
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