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4日目/後編) 深センの楽器城と散髪

 

お疲れ様です。高橋です。

前半の続き

2016年6月12日(日曜日)

ホテルのチェックインが何の問題も無く済み、荷物を置いて軽装になったところで、地下鉄で华强路(Huaqianglu)に出かける事にしました。

まずは、初日に買った深圳通(Shenzhentong)にチャージしてみようと思います。チャージはこの「増値机」でチャージします。50元か100元の二択です。お金が厳しい私は50元をチョイス。

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無事チャージ出来ました。


チャージ機の近くには残高や利用履歴を表示するシンプルな端末が立っています。そこにカードを当てると下記のように表示されます。

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最初に50元で買った時、既に15元チャージされていたようです。その後、初日の夜に大芬(Dafen)から长龙(Changlong)への移動で2元・・・ではなく、深圳通使うと割引で1.9元。その翌日、长龙から深圳北站まで移動、で、バスで深圳に帰ってきた後、罗湖から岗厦まで2.85元。そして無事50元がチャージされている、と。


何回かタッチすると履歴と残高の表示がそれぞれ切り替わります。最終的な残高は56.45元である事がわかります。ただでさえ安い深圳の地下鉄ですので、56.45元あったら地下鉄には困らないです。

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有効期間も長いので2045/3/30までと長いです。あと29年です。


お得な深圳通に気を良くした状態で、懐かしの华强路にやってきました。

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5ヶ月ぶり!そんなに間は空いてませんが。


华强路の前の道は相変わらずクラクションが鳴り響いてます。

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前と違うのは汗が吹き出るくらい暑い事だけです。

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前に泊まったホテルにもやってきて、ニッコリ。

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深圳の不動産価格は高騰の一途を辿っており、バブルの様相を呈しているらしいので、前回に続き今回も不動産価格チェック。暑苦しい格好をした日本人旅行者が写真を撮るのをキッと睨むお姉さんの視線がたまりません。

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相変わらず高いです。既に東京都心並の価格です。とは言えマンション1つ1つの広さが93m2であったり113m2であったりするので、広さを考えたら若干手頃かな?という感じです。しかし中国のマンションは、全てではありませんが、買ってから自分で内装する部屋が結構多いです。その苦労(住宅設備集め・業者集め・管理監督)を考えたら、日本のほうが楽な気がします。


华强路を出て南にテクテク歩き、南园路を東に進むと、前回来た時とても気になっていた「楽器城」が見えてきます。場所は科学館駅から南园路に向かった所の十字路にあります。

中に入ると様々な楽器が売っています。ピアノ、バイオリン、琴、二胡、ドラム、なんでもあります。

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ピアノは見たことのない中国のブランドの物が結構ありました。色んなブランドのピアノを弾いてみましたが、音がこもらずスッキリと綺麗なのはYAMAHAでした。

各店の店員さんは、ピアノを練習してる人もいれば、すごい難曲を演奏してる人もいたり、ピアノ初心者~プロレベルまで幅が広い。ある大きな店舗で日本の楽曲を色々試弾してたところ、店員のオバチャンがやってきて、何か、にこやかに語りかけてきます。「我不知道普通话」とすまなそうな表情で話すと、「わかったわかった、弾いてていいよ」と言い残し(多分)、にこやかに去っていきます。

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各店内で各楽器を試弾する人がチラホラといました。

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店内を隅々まで歩き、動画を撮影しました。

一番感動したのはこの動画の2分30秒くらいからの、中国の琴を演奏している店員さんの曲です。


深圳はハイテク最前線な場所ですが、そんな中で、昔ながらの中国を感じる事が出来ました。


この深圳楽器城には、ピアノ博物館があります。

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中には大昔のピアノが展示されており、無料で入館・見学する事が出来ます。が、ただ展示してあるだけで特に面白くも無かったので2分で撤退。


楽器城を一通り堪能した後は、更に南园路を東に進みます。楽器城の1Fは雑貨・文具等、小学生や中学生の必需品が色々売ってました。

学校帰りの中学生もアレがよいコレがよいとワイワイキャッキャしてます。

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楽器城を出ると雨が降ってたのでカフェに避難。

中国のカフェには大きなケーキも売ってるんですが、日本とは見た目が若干違います。なんというか装飾が華美というか。

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小腹が空いたので雨が小降りになるのを待ちつつチーズケーキを食べます。

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道行く人をぼーっと眺めながら。

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多少小降りになってきたので、更に進みます。

可哀想に、きっとこの机でトランプやってたのでしょうが、急に雨が降ってきたのでしょう、机の上に置きっぱなしです。地面にも数枚落ちていてびしょ濡れ。

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1月に来た時、この南园路が同心路にぶつかる所にある小さい村を散策してたので、再度入ることに。


華南地方の湿度に耐えられなくなったので、散髪する事にしました。村に入ってすぐ右手の所にある、売上が良さそうな美容室があったので、入ります。こちらの美容院は理髪店とはあまり明確に分かれていない感じです。

店員も日本人の客は珍しいのか、かなり店員同士で戸惑っていました。

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こんな感じで筆談しながらオペレーションを決めていきます。

私「多少銭?」 – いくらですか?

店員

  • 高級 – 普通の店員による散髪が36元
  • 资深 – シニア。ある程度経験のある店員による散髪が51元
  • 总监 – ディレクター。大ベテラン。81元

私は真ん中の「资深」を選択。

店員「どんなスタイルにしましょうか?」

私「普通の長さでお願いします」

そして、まずはシャンプータイムです。このシャンプーの長さが日本の美容院の2~3倍の時間を掛けてゆっくりとじっくりと対応してくれました。異次元の湿度である広東省でのシャンプーは、本当に気持ちいい。

シャンプーが終わって散髪です。いきなり目の前にゴトリと金色のバリカンが来てちょっとビビったのですが、華南地方の男性は大体両サイドと裾の方を刈り上げるため、そのための物です。長さもいい感じに短くしてくれました。

店員「もう一回シャンプーしますか?」

私「お願いします」

そして再度、長いシャンプータイム。本当にサッパリします。

最後にお金を払うタイミングで、担当してくれたお兄さんが「また今度私を指名して下さいね」と言ってきました。

モサモサだった髪の毛がスッキリした所で、散策を再開です。


美容室を出て東に進み、左手にある超市(スーパー)には、大きな袋で小麦粉が売られていました。

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価格は2.5kgで14.3元。228円です。1kg換算だと92円。日本では日清フーズの小麦粉が1kgで195円なので大体半額という事になりますね。

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中国では包子や餃子等、皮から自分で粉を練って作るらしいので、日本よりも小麦粉の消費量が多いのではないでしょうか。

このスーパーの様子はこの動画の通り。

普通にどこにでもあるスーパーですが、値段が安くて思わずニッコリ。


村のゴミゴミした細い路を抜けると、なんだか見たことのある木。

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これは今年の1月に同じ場所で撮影したものです。切り倒された枝が路上にそのまま放置してありました。

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今はスッキリ綺麗に片付けられています。5ヶ月も経ってるので当然ですが。

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道沿いにあるペットショップにいた猫。ブリティッシュショートヘアです。

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京基100が見えてくる所までやってきました。

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時間は19:22。雨はほとんど降ってませんが湿度は相変わらずなので、そろそろホテルに戻ります。

幸い、近くのバス停から岗厦まで行くバスがあったので、これに乗って帰ります。

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一番上の路線62が、2.5元でホテル至近の駅まで行けます。62と書いてあるバスが来るまで余り待ちませんでした。バスはひっきりなしにやってきます。バスでの支払いは深圳通です。


20分くらいで岗厦に到着。

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ホテルのあるタワーマンションの前に走っている道を挟んだ向かいに家具屋がありましたので、見学してきます。

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結構立派な木製ダイニングセットが2,680元。42,880円くらいです。日本で買ってもそれくらいの値段がしそうです。

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他にも乙女チックな家具屋があったり、

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枯れた感じの素敵な家具があったり。

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一点、ザ・中国っぽい家具もあったり。

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シャンデリアだけがこれでもか!というくらい売ってたり。

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非常に見応えありました。楽器城といい华强北といい、中国はビルに専門店が一同に集まっていて、しかも一つ一つの規模がバカでかく、見応えがとてもあります。その分時間の消費と足の疲労は大きいです。


疲れたのでご飯。

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今日はベタに青椒肉絲です。

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ご飯食べた後はホテルが入居しているタワーマンションの2~3Fにあるお茶専門店フロアを見学。

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見たことのない包装の仕方でお茶を売ってました。

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この包装、とてもカッコイイです。

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値段はかなり高いと思われますが、既にほとんどの店が閉まっているので不明。

中国のお茶と言えば、これです。

劉備が母親のために買ってきた、当時高級品だったお茶を川に投げ捨てたシーン。


さて、ホテルに戻ってきて一休み。ユースホステルなので、一泊1,070円。とても狭いですが、寝に帰る場所なので問題なし。

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朝から歩き続けて疲れたので、シャワー浴びてタバコ吸って就寝。

 

翌日へ続く

 

2016/06/12(日 星期日)
0815 起床
0850 ホテル発
0900 越秀公園北発(2RMB)
0910 越秀公園着
0926 五羊像
0950 孫中山記念碑
1028 越秀公園発(2RMB)
1033 広州駅着
1055 広州駅発(68RMB)
1300 深圳駅着
1317 罗湖発(3RMB)
1333 岗厦着
1343 お昼ご飯
1410 ホテル
1458 岗厦発(2RMB)
1502 华强路着
1530 楽器城
1730 喫茶店
1800 散髪(51RMB)
1840 超市
1922 红岭南発(2.5RMB)
1956 岗厦着
2000 家具店
2040 青椒肉絲
2111 お茶
2130 ホテル着
2400 就寝

 

以上、よろしくお願い致します。

 - 2016年6月_深セン広州

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