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中国旅行、Arduinoなどを使った電子工作、その他色々。

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5日目/後編) ホテル強制退去と牛肉ディナー

 

お疲れ様です。高橋です。

前半の続き

2016年6月13日(月曜日)

深圳书城で友人と様々な本を楽しんでいる時、ホテルのスタッフからwechatメッセージが届きました。

店員「何時に帰ってくる?」

私「21時頃かな」

店員「わかりました」

私「何かあったの?」

店員「公安がうちのホテルに来て、外国人を泊めさせたく無いらしいのです。23時頃に戻ってきてもらえると都合が良いです」

私「わかりました。23時頃に戻ります」

店員「ご理解感謝します」

私「どういたしまして。」

店員「ごめんなさい、午前0時以降に帰ってきたほうが良いです。また公安がやってきて、彼らは外国人をここに泊めるのを許可してくれません。ホテルを替えるのなら返金します」

私「わかりました、今すぐ帰ってホテルを変えます。ちょっと待ってて下さい。アドバイスありがとう」

店員「どういたしまして。泊められなくてごめんなさい。」

下記がその時のメッセージのやり取り。

2016080401

そして、岗厦站まで速攻で移動し、ホテルに戻り荷物をまとめます。店員は残り3泊分の143元を返金してくれました。返金も微信支付です。店員が紳士的な対応をしてくれて本当に良かったです。

ここは中国なので、こんな事もあるでしょう。返金してくれるのなら文句は言いませんし、こういったトラブルも醍醐味です。一緒にいた友人が「うちに泊まっていいよ」とありがたい申し出をしてくれましたが、深夜を一人で徘徊するのは楽しみの一つでもあるので、今日は過去に泊まった事のある华强路のホテルに泊まることにし、明日、友人宅に一泊、泊めてもらう事にしました。

教訓1: 現地の友人は本当に大事

教訓2: ホテルのスタッフとはチェックイン時にwechatで繋がっておく


岗厦から华强路まで移動します。

まさかこのホテルに再度泊まることになろうとは。ここは一泊3,000円くらいする、私の中ではかなりランクの高いホテルです。

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ここも、agodaやその他のサイト経由で泊まるよりも安くなる美团(Meituan)で決済します。218元(3,488円)のビジネスシングルルームが157元(2,512円)で泊まれました。

IMG_89131月にこのホテルに泊まった時は、窓の無い通常シングルルームで一泊3,289円だったのに、5ヶ月で元円レートが4円程お得になった事も幸いしました。

今回は窓がある!ビジネスシングルルームだからか、使わないけどパソコンも設置されています。一応起動してみたら、WindowsXPでした。駅の乗車メダル販売機もWindowsXPでした。中国はまだまだWindowsXPのシェアが高いです。

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シャワーがトイレと別な所にあるし!

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トイレも超綺麗!

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やはり良い部屋です。

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华强北に近いし、最高のホテルです。


今回の中国旅行では、着替えを数日分しか持ってきませんでした。現地で服を買うことを前提にやってきたので、着替えのTシャツが底をついてしまいました。ので、Tシャツを買うため、中国の原宿、老街(Laojie)の东门(Dongmen)にやってきました。

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东门は、ただでさえ年齢層が全体的に若い深圳の中でも更に若い。街や建物自体は若くはありませんが。

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若干、香港っぽい雰囲気を感じます。狭い所に高層マンションが密集している辺りとか。

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Tシャツは、「安い」「日本でも着れる」という2点を条件として探索しまくります。一緒に付き合ってくれる友人と手分けして探索し、このブランドのTシャツが3枚100元で売ってたので買うことにしました。これの決済も微信支付です。

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これで明日からもバッチリ。

主要ミッションを全て終えて、东门の街を心ゆくまでブラブラします。じゃがいもを1個まるごと螺旋状にカットして伸ばして揚げたポテトチップスが美味しそうでしたが、夕食を友人がごちそうしてくれるというので我慢です。

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さて、夕食時になってきたので、友人オススメのお店に移動します。

いわゆる電子街の华强北は、南から华强路(Huaqianglu)、华强北(Huaqiangbei)、华新(Huaxin)という順に駅があるのですが、お店は华新の近くにあるとの事なので地下鉄で老街から移動してきました。

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まだ外は明るいので、华强北をブラブラします。本格的な华强北散策は明日に取っておきます。

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お店にやってきました。牛肉やその他色々な食材を鍋に投入する広州料理屋です。

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メニューはこんな。

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おいしくて何皿もあった物を全部平らげましたが、多少残してしまいました。

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中国関連の書籍を読んでると「食べきるよりも、残す方が”食べきれないくらいご馳走になった!”感があるので、良い」とありますが、最近の若者の間ではそんな事は無いとの事。ちなみに割り勘も中国では無い、と書いてある本もありますが、普通にAA割という文化があり、微信支付にも機能として存在しています。本で得た知識と実際に目の当たりにする現実とのギャップが面白い。もちろん、本で得た知識通りのマナーが通じる世代もいるでしょうが。

AA割は、なんでAA割と言うのか。調べてみたらこんな理由からでした。

年長者や食事に誘った人が全額支払うことが多い。グループ内の年齢が同じ場合、イギリスのラウンドのように順番に1人が全額を払っていくことが多い。主に学生を中心に割り勘が増加しており「AA制」と呼ばれている。Aはアルファベットの最初の文字であり「最上位の人」の意。AAで最上位が2人いることを表し、この2人が対等であるため、支払いも対等に行うという意味から来ている。この他にも「All Average」(全平均)、「Acting Appointment」から来ているという説もある。
先輩と後輩で、先輩のほうが多く支払う場合など、支払い金額に差があるような場合には「AB制」と呼ぶ。
なお、AA制に「ケチ」などマイナスの意味を持たせる場合「日本式AA制」と呼ぶこともある。

沢山ご馳走になった後は、华强北を少しブラブラ。大きい電気屋の国美電器を探索。ゲーミングPCにドライビングセットの組み合わせ、試遊するのに1回10元取ってました。

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大量のランニングマシン等も売っています。

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その他、1セット500万円するようなスピーカー等、全体的に金持ち相手の店っぽい雰囲気でした。


金持ち相手のいけ好かないマイペース電器店を後にし、さらに华强路のある南に向かってブラブラ。Makeblockの店舗が設置されてました。

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歩いて华强路まで戻り、友人と明日の待ち合わせ時間と場所を決めて、一旦解散です。


荷物をホテルに置いて完全に軽装になり、ホテルの周りをブラブラと散策します。コンビニで2リットルの水を買ったり、お酒買って飲みながらフラフラしたり、道ゆく人を観察したり。1月に来た時は冬の装いでしたが、6月の深センは完全に夏です。まだ涼しい日本からやってきた私には日中の暑さは堪えますが、夜になると大分過ごしやすくなります。

ICBCに最初100元チャージし、その後400元チャージして、合計500元になってましたが、その後色々使ったので、ATMを使って残高紹介してみます。日立製のこのATMは、100元単位しか扱えません。1元とは言わないからせめて50元単位でやり取り出来れば最高なのに。

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カードを入れて、暗証番号を入力します。

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残高が出てきました。本代とホテル代が引かれているのがわかります。

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翌日へ続く。

 

この日の行動

2016/06/13(月 星期一)
0720 起床
0730 ホテル発
0740 岗厦站着
0830 会展中心着
0900 工商銀行着
0934 開設完了
1010 招商銀行着
1036 開設完了
1050 购物公园発(滴滴)
1315 深圳书城着
1319 ご飯(70.5RMB)
1410 深圳书城
1612 大剧院発(2RMB)
1620 岗厦站着
1625 ホテル着(143RMB)
1641 岗厦站発
1643 华强路着
1650 ホテル着(157RMB)
1700 ホテル発
1727 华强路発(2RMB)
1734 老街着
1751 Tシャツ(100RMB)
1852 老街発(2RMB)
1900 华新着
1920 ご飯
2012 ご飯発
2125 ホテル着
2304 ホテル発
2330 ホテル着
2400 就寝

 

 

 

 

以上、よろしくお願い致します。

 - 2016年6月_深セン広州

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