09/20(Fri) 忻州/貂蝉の墓

お疲れ様です。高橋です。

良い寝台である软卧ruanwo。軟臥。通路の椅子に座っている人は皆無で、皆個室の中でそれぞれの時間を過ごしています。

通路から部屋を見た様子。硬卧だと上中下の3分割されている寝台が、ここだと上下のみ。

部屋の中から外を見る。室内には温度計があり、鍵も掛けられる。

この写真は9月20日に撮影したものです。この記事を書いているのは2020年2月3日。世間では中国で流行中の新型肺炎のニュースがひっきりなしに流れています。こういう閉鎖空間に一人罹患者がいたら、一発で4人とも罹患するでしょう。

上下の2段しか無いため、上の寝台も広々。荷物置き場も広々。上体を起こせるのもポイント高い。

こころなしか、シーツや装飾品も、豪華。意味があるのかどうかわからないけど、ハンガーなんかもある。

人民鉄道という新聞も無料。

列車の待合から搭乗、その後の列車内で過ごす空間に至るまで、全てが快適なのが软卧。硬卧は安いし周りの人とコミュニケーション取りやすいけど、体が疲れるであろう旅行後半は、積極的に软卧を使ったほうが良いかな、と今回痛感。

西安を出発したK238次は、06:42に太原に到着。

その後、駅の周りをぐるっと散歩し、ちょっと北にある忻州まで硬座で移動。

ノンストップで移動したためお腹が空いてきた。駅近くにあるぶっかけ飯屋に入る。

本当にぶっかけ。おそらく10元くらい。

ここは珍しく白米が美味しかった。

太原の北にある忻州xinzhouという田舎町に来たのは、貂蝉の故郷とお墓を尋ねるためです。

駅から滴滴に乗って、30分ほど走って到着。

貂蝉像がお出迎えしてくれます。

雨もギリギリ傘を差さなくて良くなりました。

中に入っていきます。

中にも貂蝉像が。

貂蝉の生い立ちを紹介するパネルがあったり。

入り口をくぐると中は結構広く、いろいろな建物や設備があります。

一番の目玉は、貂蝉温泉湖。本当は利用者が水着で温泉を楽しめる・・・事を想定していたのだと思いますが、人っ子一人おらず、なんなら水(お湯?)も無く。

天井に舞う蝶が、異世界感を醸し出しています。

良い形のオッパイをポロリと出した貂蝉。

石碑がどこかチープ。

プールの上に橋がかかっています。

友人数人で連れ立って、この上を通過する度胸試しが楽しそうですが、おっさん一人では面白くもなんとも無いし、落下時のずぶ濡れリスクを考えると。。。

そんなこんなで貂蝉故園を満喫した後は、滴滴でもう一箇所の貂蝉スポットである墓園に移動します。ところがこの貂蝉故園、あまりにも田舎にあるので、滴滴が全然来ない。20～30分くらい待ってようやく一台来てくれました。

そんなこんなで墓園到着。さっきあまりにも帰りの滴滴が捕まらなかった事を学習した私は、滴滴の運転手に少し待ってもらって、中を見学。

見よ、この廃墟感。

門には鍵が掛けられており。。

チケット販売所は完全な廃墟と化しています。

こりゃダメだ、と思ってすぐに滴滴で駅に移動。

しかし、このスポットを三国遺址探訪で紹介している四象さんによると、私が諦めた東側の門ではなく、北側に実はもう一箇所門があり、そこからだと入ることが出来るかも・・・と教わりました。いつか再訪する機会があったら、その時こそ・・・

故園を堪能し、墓園は残念な結果でしたが、忻州から太原に戻ります。

太原南站からairbnbのお宅までは公交で移動します。

駅から結構遠い場所にairbnbがあったので、外はすっかり真っ暗です。

airbnbの部屋に荷物を置いて、ご飯を食べに外に出ます。

夜ごはんは羊のスープ。シンプルで美味しい。

ご飯を食べ終わり近所を散歩していると、ダンシングおばちゃん達に遭遇。

そういえば。

真っ暗で写真を取らなかったのですが、airbnbの部屋のある高層マンションからmobikeで15分くらい走った所に大きな公園があります。airbnbのホストのおじさんが「ダンスに行ってるからおいでよ！」と言ってくれたので、mobikeでその公園に移動。中は中国あるあるで街頭がほぼ皆無。真っ暗な中どうやって、大勢いる人の中からおじさんを探すのか・・・会えることを期待せずに探していたら、すぐに見つかりました。ダンスに一緒に誘われたのですが、断りました。踊った事ないけど、踊っておけばよかった。

以上、よろしくお願い致します。