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中国旅行、Arduinoなどを使った電子工作、その他色々。

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01/23(Tue) 張遼史跡

 

お疲れ様です。高橋です。

01/22(Mon)へ

旅行4日目の出来事

  1. 車窓の外の景色
  2. 合肥(hefei)到着
  3. スマホゲー王者荣耀をゲーセンで遊ぶ
  4. 魏の史跡
  5. 合肥(hefei)から庐江(lujiang)へ移動
  6. 気温0度の夜の庐江(lujiang)
  7. 愛情保衛戦(爱情保卫戦/aiqingbaoweizhan)に見る中国の若者

車窓の外の景色

合肥までの途中、何駅か停車します。春節までもう少し期間がありますが、早めに田舎に帰省するような人々が駅で降りてゆきます。

中国内陸部をひた走る鉄道から見える車窓は、大体こんな景色。外がモヤっとしているのは、汽車の窓ガラスが汚れているからか、もしくは空気が汚いからか。どちらかは、わかりません。

広東省を出発し、江西省を通過して、安徽省に入りました。

朝ごはんは、昨日購入したカップラーメンです。王者荣耀で何かしらのアイテムが貰えるコラボ商品。

特に駅を出てすぐ辺りの線路脇で良く目にしましたが、捨てられているゴミがすごい量です。

きっと駅で弁当食べ終わって、車窓からポイポイ捨てる人が多いのでしょう。


終点間近になってくると、ぎゅうぎゅうだった寝台列車も人の姿がまばらになります。

いつ到着しても良いように、荷物を整理して即下車出来るようにしておきます。

人が少ないので自分の座席じゃない所で寝転がりながら本を読んだり、ゲームしたり。この時間が一番好き。

駅近くになってくると、貨車が止まっているのをよく見かけます。

 

合肥到着!

 

合肥(hefei)到着

深セン西~合肥まで18時間、ようやく到着しました。この時間を座席列車で移動していたらきっと体が大変な事になっている事でしょう。ベッドでゴロゴロしながら移動できる寝台列車は最高です。

北京方面を目指す列車は列車番号が偶数で、北京方面から外にいく列車は奇数だった気がします。いずれにせよK256、良い数字です。


駅の構内に入ると早速「社会主義核心価値観」を目にします。

深センは20度でしたが、合肥は昼間は5度とか7度とかその辺。皆が来ている服装も完全に冬仕様です。

駅正面まで出てきて撮影。中国の鉄道駅は大きくて好きです。深セン西駅の昔ながらの造りも好きですが。

合肥の鉄道駅から中心街までは若干距離があります。荊州に行ったときは徒歩で荊州城を目指しましたが、ちょっと寒いので地下鉄で移動。

地下鉄車内は深センの地下鉄に比べて若干暗め?

 

合肥城に入る門に一番近い地下鉄駅「大東門(大东门/dadongmen)」で下車。

スマホゲー王者荣耀をゲーセンで遊ぶ

合肥にも、このようにofoがありました。荊州城の中を移動する時も自転車を使いましたが、あれはかなり壊れてたので、自分で車体を選べるofoは助かります。

ofoでフラフラ街中を散策していると、ゲーセン発見。

ゲーセン内で一番目立つ場所に、こんな筐体が。アーケード筐体なのに王者荣耀????

トップ画面は若干違うものの王者荣耀です。時間制で、10分間4コイン。

インターフェイスは、レバーとボタン。そしてこのディスプレイは全面タッチパネルになっていました。

この筐体以外は、KOFが大量にあったりするなど、いつもの中国のゲーセン風。

とりあえずコインをゲットしてプレイしてみる事に。コインは68枚で20元。1元で3.4コイン。王者荣耀は4コインなので、1~2元で10分間遊べる事になります。

コインをスマホで購入し、物理コインを店員から受け取り、いざプレイ。プレーじゃなくプレイ。

コインを4枚入れると、プレイ開始。王者荣耀は、新キャラや新スキンが出る度オープニング画面が変わりますが、アーケード版は、モバイル版のオープニング画面と変わらず。しかもログインサーバを選択出来るようになっています。

つまりこれは、おそらくAndroid版を、本当にそのまんま筐体で動かせるようにしただけの物のようです。10分経ったらUI受け付けない所と、タッチパネルに加えてレバー・ボタンのインターフェイスを追加したのがこの仕組みのポイントです。ログインサーバが微信132区、となっているので、裏側でQQアカウントやテンポラリなアカウントではなく、wechatアカウントと紐付いている事がわかります。


開始した後も、ログインボーナスが始まったり。。

時々のキャンペーンボーナスも、そのまんま獲得出来ます。

レバー+ボタンというUIだとかなり操作がし辛いので、対人戦ではなくCPU戦、しかも一番弱いCPU戦でマッチング。

利用可能なキャラは、このアカウントが保持するキャラ+時限キャラ。私は妲己をチョイス。

あぁ、今考えたら、この地に縁のある曹操をチョイスするべきだった。。この記録を書きながら思いました。


スマホゲームとして設計されているこのゲームに、レバー+ボタンのUIは最悪で、一番簡単なCPU相手なのに、6回も死んでしまいました。

タッグを組んでる他の4名は、「なんでこの妲己こんなに死ぬアルか?」と疑問に思っていたに違いありません。


沢山死にましたが、他の4名に助けられた勝利。

十分満足したので、余ったコインはダンスゲームに興じていた女の子にあげて、ゲーセンを後にしました。月曜の昼時になぜ若い女の子がゲーセンでダンスゲームやっていたのか。仕事の昼休みに体を動かしに来たのか、学校サボったのか。

魏の史跡

合肥に来た主目的、魏の史跡をいくつかめぐります。最初は魏の曹操孟徳が兵士の弩の訓練を行っていたという謂れのある、古教弩台。

この石造りの立派な台に曹操が立った・・・わけではないと思うのですがきっとこの辺りにちょっとした小高い丘があって、そこから兵士を閲兵したのが実際の所なのでは?と思います。


台から南を見る。

曹操はこの高さから、整然と並ぶ兵士達の弩の練習を監督していたのでしょう。


前面はちょっとした広場になっています。広場×中国=ダンス。なのにダンサーを見かけませんでした。


続いての史跡、古逍遥津。合肥の城に攻めてきた孫権を防いだ張遼がフィーチャーされている場所です。

1800年前の激戦区はすっかり平和な公園になっています。池あり遊園地あり、の、憩いのスポットです。


逍遥津公園の紹介文があります。

一部、頑張って翻訳します。ツール使わない翻訳なので抜けや間違いがあるかもしれません。

逍遥津公園は合肥老城の北東にあります。悠久の歴史文化や、独特な造園芸術の風格を持っており、無料で市民に開放されている総合公園です。この地区は34.7(単位不明)あり、その内水面が11.2(単位不明)あります。公園内で保護されている古樹銘木は16箇所40株あり、園内の植物種類は200株以上、灌木に至っては5万株あります。合肥十景や合肥新十景に連続して入選しています。逍遥津公園は元々肥川の辺りで、「庄子」という書の「逍遥遊」の章に名前の由来を求めます。3世紀、魏蜀呉の三国時代、合肥は魏に属しており、軍事的重要地点でした。東呉の建安20年(西暦215年)、東呉の孫権は精兵10万を連れて合肥を攻め立てましたが、合肥を守っていた魏の将軍張遼は領内の数千の将士と出撃して出迎え、勝利を重ね、呉は大敗します。これが歴史上有名な「張遼威震逍遥津」と言われます。その戦場跡が現在の逍遥津公園一帯となります。「三国演義」第67話「曹操平定漢中地、張遼威震逍遥津」の中で、羅漢中は「三国志 呉志」中に記載のあった「張遼が檀渓を飛ぶと、孫権は合肥でまた負ける。馬が着地した跡を見てみると、逍遥津の上を龍が飛んでいた」という詩を根拠にして、当時の戦況の情景をダイナミックに表現していました。

(以下略)

うーん、これが、合肥を守りきった熱い将軍、張遼。

光栄の三国志の中でも常に全武将の中でトップ20のステータスを誇る、素晴らしい武将です。


公園の北東に浮かぶ小島には張遼衣冠塚があります。手漕ぎボートで渡るのは面倒だったので、小島には行かず。しかし、公園の中には張遼のお墓があります。

これが張遼のお墓。つーか、塚ですね。

合肥(hefei)から庐江(lujiang)へ移動

合肥の最重要ポイントをチェックして大満足した後は、公共バスに乗って長距離バスターミナルへ。

長距離バスターミナルに到着。

チケット購入完了。今度は合肥から庐江(廬江/lujiang)へ行きます。周瑜の故郷です。

「takahashi」じゃなく「thkanashi」となっています。まあ大体あってるので問題なし。


長距離バスターミナルの中は、様々な地方に移動する人たちが自分の乗るバスに駆け込んだり、出発を待っていたり。

いざ出発。

中国での長距離バスを使った移動は、広州から深センに移動した時以来です。相変わらず運転手は運転しながら携帯電話で会話しつつ、です。

2時間程バスに揺られ、あっという間に庐江に到着です。

同じ地方の同じ長距離バスターミナルのせいか、全く同じように見えます。

しかしターミナルを出て街中を見てみると、やはりそれでも合肥のほうが洗練されていたように見えます。ガソリン車が多く、久しぶりの排気ガス。ofo等もありません。

暫く歩き、周瑜の廟の近くにあるホテルにフラッとチェックイン。

ホテルは基本、現地に到着し、美团というオトクアプリを使って事前決済を済ませてから入ります。

このホテル、大当たりのホテルでした。ドライヤーや歯ブラシ、タオル等のアメニティーグッズが全て揃っているし・・・

なんと、中国旅行で初の朝食付きホテルです。これで一泊98元とか、内陸の田舎ホテルは最高です。

押金(デポジット/yajin)は何も現金で払う必要は無く、微信支付でも良いのです。今までなんとなく押金だけは現金で払ってたのですが、スタッフが「微信でもいいアルよ」と言われて、はたと気づきました。以降、全て微信での押金支払い・受取となります。

気温0度の夜の庐江(lujiang)

夕飯がまだだったので、美味しそうなお店を探しつつ冬真っ最中な夜の庐江を散策します。

なんと、外気温0度のこの時期この時間にも、広場には人民ダンサーが多数いました。彼ら彼女らのダンスに対する熱い想い、そしてその向こうにあるコミュニティの重要さに、呆れを通り越して心動かされました。


王者荣耀を謳ったカラオケ屋があったり。

どう見ても正規版ではないコントラとレゴが混じったおもちゃが売ってたり。

「王者荣耀」ではなく「王者英雄」なおもちゃが売ってたり。

フラリと立ち寄ったゲーセンの中に入ってみると・・・

王者荣耀を全面に押し出したゲーセンの看板と・・・

合肥のゲーセンで見た「王者荣耀がアーケード筐体で遊べるやつ」が、荒野行動等数種類のゲームが遊べるパワーアップしたバージョンがあったり・・・

等、面白い発見がいくつかありました。中国の地方都市はきっとすべからくこんな感じなんだろうなあ・・・


散策に満足した後はお腹も満足させるため、料理店へ。

この豚肉とシシトウを炒めただけの簡単な湖南料理が激烈に美味かった。ただし白いご飯は不味かった。


料理に満足してお腹を満たした後、ホテルに戻る途中のウォルマートっぽいスーパーへ。

このスーパーでは、すでに深センではレア化している阴阳师コラボドリンクが結構売ってました。

しかし妖刀姫はやはり無く。

愛情保衛戦(爱情保卫戦/aiqingbaoweizhan)に見る中国の若者

スーパーでお菓子やジュースを仕入れた後は、早々とホテルに戻ってきて、テレビ番組鑑賞時間です。素っ裸でベッドの中に入りながら、タバコ吸いつつテレビ見ている時間は格別。

中国のテレビは、どこにいても、CCTV番組に加えて各省のテレビ局が制作しているチャンネルを見ることが出来ます。大抵夜の時間は唐の時代劇だったり、日本軍がドッカンドッカンやってる番組が多いのですが、たまに面白い番組を見かけます。

今回見たのは「愛情保衛戦」。問題を抱えるカップルが登場し、その問題をぶつけ合う形の番組です。

このカップルは大学でカップル化し、女性は地元に帰って料理店や喫茶店等を営んでいきたいという要望を持ち・・・

男性の方は「現実は甘くない」と真っ向反対します。

平行線を辿るカップルの主張の応酬の合間に、ご意見番的な人が3名ほど、司会者に促されて偉そうに意見します。

そんなこんなで「意見の応酬→ご意見番の偉そうな意見」というステップを経た後は、「じゃ、結局どうしようか?どっちの意見で折れる?」というフェーズになります。

カップルは上の写真の右と左のハート型の入り口に別々に入り、扉が閉まります。「よりを戻そう。多少は折れてみよう」と考えたら、その場にとどまったまま、扉が開きます。「考えは曲げない!」と考えたら、扉から外に出ていってしまいます。


このカップルは二人とも和解の方向で考えたようです。

よりを戻したカップルの側に、唐突に駆けてくる子供。手には何か持っています。

すると司会者、番組のスポンサーである保湿液メーカーの保湿液についての効能を、これでもか!という位、説明を始めます。

すごい良い品である事は皆理解したようです。

保湿液の宣伝が終わった後、カップルが抱き合い、天井から花びらが舞い落ちてきます。

この男性の表情、憮然としたいい表情です。心の底から納得してない顔です。

 

翌日に続く

 

0800 朝ごはん
1102 合肥着
1126 合肥火车站発
1136 大东门着
1154 昼ごはん
1212 ゲーセン
1250 弓
1310 逍遥津
1330 張遼の墓
1446 逍遥津発
1455 大金塘着
1500 庐江汽车站着
1530 庐江汽车站発
1800 チェックイン

以上、よろしくお願い致します。

 - 2018年1月_深セン合肥

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